JR九州、29年ぶり値上げ申請 平均15%、通勤定期は3割高に

AI要約

 JR九州は来年4月1日から運賃・料金を平均15.0%値上げする計画を国に申請した。

 運賃の値上げは1996年以来29年ぶりの措置であり、通勤定期や新幹線特急料金も引き上げられる予定だ。

 ただし、西九州新幹線など一部の料金は据え置かれる予定で、改定は消費増税に伴うものを除くという。

JR九州、29年ぶり値上げ申請 平均15%、通勤定期は3割高に

 JR九州は19日、運賃・料金について平均15.0%の値上げを国に認可申請したと発表した。認可されれば来年4月1日に実施する。消費増税に伴う改定を除くと、値上げは1996年以来29年ぶりとなる。

 運賃は平均14.6%引き上げ、初乗りは現行の170円から200円になる。通勤定期は割引率も下げて、平均30.3%の大幅値上げとなる。一方、通学定期は割引率を変えないため、平均16.0%の値上げになる。

 また、新幹線特急料金は平均12.4%の引き上げを申請した。ただ、西九州新幹線は利用定着を優先して認可後も据え置く。在来線特急料金、グリーン料金、座席指定料金も据え置く。