バイデン氏の後継候補の1人、カマラ・ハリス副大統領はどんな人? 米大統領選

AI要約

カマラ・ハリス上院議員は米国初の女性、黒人、アジア系副大統領として就任した。彼女は異なるバックグラウンドを持つ両親のもとに生まれ、政治の道を歩み、民主党の指名争いでも活躍した。

しかし、副大統領としての実績が不足し、支持率の低迷もあり、別の候補を求める声もある。夫はユダヤ系の弁護士で、家族も含めて彼女の人間性が浮かび上がる。

バイデン氏の後継候補の1人、カマラ・ハリス副大統領はどんな人? 米大統領選

 大統領選を断念したバイデン大統領から後継候補として支持を受けた、カマラ・ハリス上院議員(59)は21年、女性、黒人、アジア系として米国初の副大統領となった。

 1964年、カリフォルニア州オークランド生まれ。父はジャマイカ出身の経済学者、母はインド出身の乳がん研究者。名前の「カマラ」は、サンスクリット語で「ハスの花」を意味する。サンフランシスコ地方検事を経て、黒人女性として初めてカリフォルニア州司法長官に就任。17年、黒人女性として史上2人目の連邦上院議員となった。20年大統領選の民主党予備選では、バイデン氏と指名争いをし、鋭い弁舌で幅広い層から支持を集めていた。

 しかし、副大統領としては実績に乏しく、支持率は低迷してきた。今回の大統領選をめぐる最近の世論調査では、トランプ前大統領より下回っており、民主党などからは別の候補を求める声も根強い。

 夫は14年に結婚したユダヤ系の弁護士ダグラス・エムホフ氏(59)。弁護士の妹もいる。