バイデン氏、米大統領選からの撤退を表明 後任候補にハリス副大統領を支持

AI要約

ジョー・バイデン大統領が11月の大統領選から撤退し、カマラ・ハリス副大統領を後任に推す。

ハリス氏は民主党指名を獲得し、トランプ前大統領を打倒するために国民の団結を訴える。

バイデン氏の撤退は先月の討論会でのパフォーマンスを受けてのもので、大統領選の投票日は11月5日。

バイデン氏、米大統領選からの撤退を表明 後任候補にハリス副大統領を支持

アメリカのジョー・バイデン大統領(81)が21日、11月の大統領選から撤退すると表明した。高齢などの理由から、民主党内で撤退を求める声が高まっていた。同党は公認選びを急ぐ。バイデン氏は自分に代わる大統領候補として、カマラ・ハリス副大統領を支持している。

バイデン氏は「私の党と国にとって、最大の利益のため」と撤退する理由を述べた。大統領任期の残り半年は全うする考え。

バイデン氏が新しい大統領候補として支持するハリス副大統領は、民主党の指名を「獲得し、勝ち取る」と表明。「(共和党候補の)ドナルド・トランプ(前大統領)を打ち負かすため、国民の団結に(中略)全力を尽くす」と述べた。

ハリス氏については、ビル・クリントン元大統領や、その妻で2016年大統領選でトランプ前大統領に敗れたヒラリー・クリントン元国務長官らが支持を表明している。

バラク・オバマ元大統領は、民主党が「傑出した候補者」を指名するとしているが、ハリス氏を含め特定の人物への支持は明らかにしていない。

大統領選の投票日は11月5日で、4カ月を切っている。

バイデン氏をめぐっては、先月のトランプ氏とのテレビ討論会で精彩を欠いて以来、退任を求める声が高まっていた。

(英語記事 Biden ends election campaign and endorses Harris as Democratic nominee)