「保守から自民に不満出ている」 平井文夫氏が講演 千葉「正論」懇話会

AI要約

フジテレビ特別解説委員の平井文夫氏が千葉「正論」懇話会で政治における保守の意味について講演した。

平井氏は安倍元首相の行動について語り、自民党の比例票を引き戻すために高市早苗元総務相を後押ししたと述べた。

保守系の不満や自民党の今後の方向性について議論がされ、安倍元首相不在による保守票の影響も警鐘を鳴らされた。

「保守から自民に不満出ている」 平井文夫氏が講演 千葉「正論」懇話会

千葉「正論」懇話会の第83回講演会が19日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレで開かれ、フジテレビ特別解説委員の平井文夫氏が「政治における保守とは何か」との演題で講演した。

平井氏は安倍晋三元首相が生前、前回の自民党総裁選で高市早苗元総務相を後押ししたのは「(左寄りになりがちな)政策論争の軸を真ん中に戻し、自民の比例票を党に引き戻すためだった」と明かしたと語った。

LGBTなど性的少数者への理解増進法を自民が推進したことなどで保守系から不満が出ているとも指摘した。その上で、「安倍元首相がいなくなり、保守の中心が誰かが分からなくなった。自民がここで(保守政党として)やるべきことをやらなければ保守票はさらに離れる」と語った。