佐賀県、陸自機巡るメール不開示 オスプレイ配備で、防衛局は公開

AI要約

市民団体が佐賀空港にV22オスプレイの配備計画に反対し、県と防衛局にメール開示を求めたが、県は応じず。一方、防衛局は公開し、計画の違法性は確認できず。

団体が訴訟を起こすため、メールの開示を請求。防衛局は内容を公開したが、違法性を示す箇所は見つからず。

市民団体は県と防衛局の対応の違いに疑問を示し、計画の透明性を求めている。

 陸上自衛隊輸送機V22オスプレイの佐賀空港配備計画に反対する市民団体は19日、佐賀県と防衛省九州防衛局が交わした配備計画に関するメールを県と防衛局にそれぞれ開示請求したものの、県のみ応じなかったと明らかにした。一方、防衛局は公開。市民団体は「県と防衛局で対応が違うのは理解できない」と指摘している。

 団体は昨年11~12月、配備計画の違法性確認を求める訴訟を起こすため、県と防衛局に同年1月以降に交わしたメールの開示をそれぞれ請求。防衛局が公開したメールからは県と防衛局の会合の調整過程などが確認できたが、計画の違法性をうかがわせる内容は見つからなかった。