木原防衛相「公表すべきだった」と陳謝 手当不正受給で海自隊員4人逮捕

AI要約

木原稔防衛相は海自の潜水手当不正受給に関する警務隊の捜査結果を遅れて公表し、謝罪した。

捜査は昨年から逮捕された4人に至り、総額5000万円以上の不正受給が発覚した。

木原氏は再発防止策を徹底する決意を表明した。

木原防衛相「公表すべきだった」と陳謝 手当不正受給で海自隊員4人逮捕

木原稔防衛相は19日の記者会見で、海上自衛隊の潜水手当不正受給を巡り、海自の捜査機関である警務隊が元ダイバー4人を逮捕していたことを公表していなかったことについて「把握できた内容をできる限り詳しく公表すべきだった」との認識を示した。その上で「国民に対して適切な情報発信ができていなかったことについて深くおわびする」と陳謝した。

4人は昨年11月に詐欺などの容疑で逮捕され、同12月に起訴猶予処分となった。木原氏は4人の逮捕、処分について「昨夜(18日夜)に報告を受けた」と説明した。

海自は12日、手当の不正受給で計65人を懲戒処分にしたと発表したが、4人の逮捕には触れていなかった。65人の処分は12日付としていたが、同日以前の処分も含まれており、約4300万円と説明していた不正受給の総額も5千万円以上に膨らむ可能性があることが明らかになった。

木原氏は、自身の責任について「私自身が再発防止策をしっかり講じ、自衛隊員1人1人に意識改革を行うよう伝えていくことが防衛省・自衛隊にとって一番いい選択だと考えている」と述べた。