次期衆院選和歌山新1区 自民は候補者公募 維新現職らとの戦いへ

AI要約

自民党和歌山県連は次期衆院選和歌山新1区の候補者を公募する

現在の候補者不在の状況が続いていたが、林佑美氏が立候補の見込み

石田氏は県民の信頼を取り戻すために努力する意向

次期衆院選和歌山新1区 自民は候補者公募 維新現職らとの戦いへ

自民党和歌山県連は18日、次期衆院選和歌山新1区の候補者を公募すると発表した。19日から8月2日まで募集し、審査を経て同月下旬に決める予定。県連会長の石田真敏元総務相(72)=衆院現2区選出=は「地域や国政、問題になっている政治資金に対してしっかりとした知見を持つ人を選びたい」と述べた。

県連代表役員会や新1区の県議や有識者らでつくる選考委員会で書類審査、面接、スピーチ審査を行う。

自民党の新1区候補者は昨年6月、和歌山選出参院議員の鶴保庸介元沖縄北方担当相(57)のくら替え出馬が決定。しかし、政治資金パーティー収入不記載事件で現3区選出衆院議員の二階俊博元幹事長(85)が新2区からの不出馬を表明し、和歌山選出参院議員の世耕弘成前参院幹事長(61)が離党した。県議の一部や県町村会が「和歌山の自民党参院議員が不在となる」などと鶴保氏にくら替え見送りを要請し、鶴保氏は今年4月に見送りを表明。新1区候補者は未定の状況が続いていた。

新1区には、現1区現職で日本維新の会の林佑美氏(43)が立候補の見込み。立憲民主党は新人で会社役員の村上賀厚(のりあつ)氏(65)、共産党は新人で元和歌山市議の井本有一氏(58)、参政党は新人で飲食店経営の林元将崇氏(26)の擁立を発表している。

今月に自民党県連会長となった石田氏は、県連本部(和歌山市)で記者会見し「大変厳しい状況のなか、県民の信頼を取り戻さなければならない」と述べた。