原発の処理水放出「基準に適合」 IAEA、2回目報告書

AI要約

国際原子力機関は福島第1原発処理水海洋放出の検証結果を公表し、放出は国際基準に適合しているとの見解を示した。

IAEA調査団が2回来日し検証活動を行い、現地視察や設備確認を通じて安全基準への適合を確認した。

処理水放出の管理や影響評価が国際基準に合致しており、規制当局の関与も適切であることが報告された。

 国際原子力機関(IAEA)は18日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出開始後に派遣した調査団による検証作業の報告書を公表し、放出が「国際的な基準に適合している」との見解を示した。昨年8月の放出開始後、調査団は2回来日。IAEAは今回を含め、検証結果をそれぞれ報告書としてまとめている。

 調査団はIAEA職員や放出に反発する中国を含む海外の専門家らが参加。4月23~26日に、現地視察や設備の確認などを行った。処理水放出の管理や影響評価、規制当局の関与などが国際的な安全基準に合致していることを確認したという。