藤井聡太王位「力不足の将棋」 渡辺明九段「まずは1勝をあげることができた」王位戦第2局/将棋

AI要約

将棋の藤井聡太王位が第65期王位戦七番勝負第2局で渡辺明九段に敗れ、対戦成績1勝1敗となった。

藤井王位は序盤の組み立てから戦いが難しく、力不足の将棋だったと反省し、次戦に向けて気を引き締める意向。

渡辺九段は第2局で1勝し、タイに戻した。次局への意気込みを示し、タイトル獲得への意欲を見せた。

藤井聡太王位「力不足の将棋」 渡辺明九段「まずは1勝をあげることができた」王位戦第2局/将棋

将棋の藤井聡太王位(21)=棋聖・竜王・名人・王座・棋王・王将との7冠=が18日、北海道函館市の「湯元啄木亭」で指された第65期王位戦七番勝負第2局で先手の渡辺明九段(40)に97手で敗れ、対戦成績1勝1敗とした。

5連覇での「永世王位」の資格獲得がかかる藤井王位は「序盤の組み立てのあたりから具体的にどういう戦いが始まるか非常に難しい将棋だった。バランスを崩してしまい力不足の将棋だった」と反省。「きょうは午後あたりからかなり厳しい展開になった。少し一方的な内容になったので、第3局は熱戦にできるように頑張っていきたい」と誓った。

初の王位奪取を目指す渡辺九段は第1局の千日手指し直しで逆転負けを喫したが、タイに戻した。終局後、「1局目と似たような将棋ではあったが、つかみどころの難しい将棋だった。まずは1勝をあげることができたので、引き続き第3局以降、頑張っていきたい」と語った。

第2局は30、31日に徳島市で指される。先に4勝した方がタイトルを獲得する。