挑戦者・渡辺明九段が53手目を封じる 藤井聡太王位との注目の第2局は互角のまま2日目へ/将棋・王位戦七番勝負

AI要約

将棋の藤井聡太王位と渡辺明九段の伊藤園お~いお茶杯王位戦第2局が行われ、渡辺九段が53手目で封じ手を挑む。翌日に封じ手を開封して再開予定。

藤井王位の永世王位防衛に挑む戦いで、渡辺九段がタイトル奪取を狙う中、難解な中盤戦が展開。注目が集まっている。

第2局の形勢は互角で、藤井王位の2連勝か、渡辺九段の追いつきかが注目される。翌日の展開が予測される。

挑戦者・渡辺明九段が53手目を封じる 藤井聡太王位との注目の第2局は互角のまま2日目へ/将棋・王位戦七番勝負

 将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、21)に渡辺明九段(40)が挑戦する伊藤園お~いお茶杯王位戦七番勝負は7月17日、北海道函館市の「湯元 啄木亭」で第2局1日目の対局を行い、渡辺九段が53手目を封じて指し掛けとした。あす18日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。

 防衛5連覇で「永世王位」の資格獲得を目指す藤井王位と、タイトル奪取を狙う渡辺九段が激突する注目のシリーズ第2局。渡辺九段の先手で始まった本局は、第1局の指し直し局と同じ「相掛かり」が志向された。藤井王位がやや流れを変えて前例のない戦いへと突入し、難解な中盤戦に突入。どちらが先に抜け出すか、大きな注目が集まっている。

 午後6時、立会人の森内俊之九段(53)が封じ手の定刻となったことを告げると、手番の渡辺九段は和服の襟元を整え約1分間の少考の後、封じる意思を示して指し掛けとした。封じ手の考慮時間は44分。第2局2日目は、18日午前9時頃に再開が予定されている。

 封じ手時点では形勢に大きな差はなく、ABEMAの「SHOGI AI」はほぼ互角を表示。藤井王位が開幕局に続き2勝目を飾るのか、渡辺九段が追いつくのか。激しい戦いが見込まれる2日目の進行から目が離せない。

【封じ手時点での残り持ち時間】

▲渡辺明九段 4時間23分(消費3時間37分)

△藤井聡太王位 4時間8分(消費3時間52分)

(ABEMA/将棋チャンネルより)