10代少女に3回淫らな行為させた疑い…県立高校教諭の31歳男を逮捕 教育長「特効薬はない、繰り返し研修を」 

AI要約

長野県で起きた高校教諭逮捕事件について、県教委が再発防止に向けた対応を取ると表明。

教諭は10代の少女にみだらな行為を繰り返しさせ、児童福祉法違反の疑いで逮捕された。

教員の信頼回復を目指し、教育委員会が非違行為根絶のための取り組みを強化している。

10代少女に3回淫らな行為させた疑い…県立高校教諭の31歳男を逮捕 教育長「特効薬はない、繰り返し研修を」 

10代の少女に宿泊施設で3回みだらな行為をさせた疑いで県立高校の教諭の男が逮捕された事件。長野県教委の武田教育長は陳謝した上で、「繰り返し研修を重ねて再発防止に努める」と話した。

児童福祉法違反の疑いで7月16日に逮捕された県立高校教諭の31歳男。

17日、検察に身柄が送られた。

2023年1月下旬から4月上旬までの間、18歳未満の少女に県内の宿泊施設で3回、みだらな行為をさせた疑いが持たれている。警察は認否を明らかにしていない。

長野県教委の武田育夫教育長は17日の会見で、教員の逮捕について陳謝した上で、「県教育委員会では、信頼回復に向けてさまざまな取り組みをしている最中の事態です。このような事態が起きないように非違法行為の防止をさらに徹底し、再発防止に努めていきたい」と述べた。

県教委によると、2023年度、懲戒処分を受けた教員は過去5年で最も多い14人。そのうち5人がわいせつ事案だった。

こうした状況を受け、県教委は2024年4月、非違行為根絶に向けたリーフレットを作成。非違行為がもたらす影響や子どもの苦しみ、セクハラ・パワハラの正しい認識などが書かれていて、各学校の研修などで活用されている。

武田教育長は「特効薬はないかもしれないが、繰り返し研修の方法を変えやっていく以外に方法はないのではないか。もう一度、県内のすべての教員に使命とは何なのか、子どもを安全に守るということはどういうことなのかを伝えていきたい」と話した。

県教委は、今回の逮捕を受け、改めて再発防止の徹底を呼びかけたという。

(長野放送)