この道はいつできるの?着工から33年…国道4号と13号をつなぐ福島市内の道路の工事 渋滞緩和や新たなまちづくり

AI要約

福島県福島市で、国道4号線と13号線をつなぐ道路の工事が進行中。工事は10~33年かけて進められ、2026年度に完成予定。渋滞緩和やまちづくりにも効果を期待。

信夫山の脇を通る道路の拡幅工事が行われ、歩道も整備されている。着工から33年経て25mまで広がった道路になり、2023年末時点で65%の工事が完了。

現在、福島市内には国道4号線と13号線を結ぶ道路が3本しかないため交通量が集中し、渋滞が発生。2026年度に新たな道路が完成し、解消される見通し。

この道はいつできるの?着工から33年…国道4号と13号をつなぐ福島市内の道路の工事 渋滞緩和や新たなまちづくり

福島県福島市で、長い時間をかけて進められている2つの道路の工事。国道4号線と13号線をつなぐ道路で、工事が完了すれば渋滞緩和や新たなまちづくりにもつながるという。着工から10~33年…一体いつ完成するのだろうか?

福島市御山町にある信夫山の脇を通る道。これまでは片側1車線の一方通行だったが、すでに道路の拡張工事を終えていて道幅は広くなり、歩道も整備されている。

この工事が始まったのは33年前。福島市内を通る大動脈・国道4号線と国道13号線を結ぶために工事は計画された。

1992年当時の地図を見ると、福島県文化センター(現・とうほう・みんなの文化センター)の前には、秡川を渡る橋があり、当時は一方通行の1車線だった。

2007年の地図には、川の流れを変えながら徐々に道路を拡幅してきた様子が見てとれる。60億円以上の事業費をかけて、2024年も工事が進められている。

福島市建設部道路建設課の佐々木賢一課長は「元々は一車線だけの片側通行で、幅員が4mぐらいしかなかったものが、今回は歩道も含めて25mまで広がった」と説明する。

道路建設課の佐々木課長が案内してくれたのは、新たな信夫山の入口になる場所。ハローワークの駐車場として使われていた土地を福島市が買収し、ここに新たな道をつくる。

佐々木課長は「信夫山の入口をのばすという案は元々無かった話だが、信夫山への入口が目立たなくなってしまうので」と話した。

最終的に国道4号線から国道13号線まで通る計画で、2023年末時点で約65%の工事が完了。2026年度の完成を予定している。

現在、福島市の中心部で国道4号線と国道13号線を結ぶ相互通行が可能な道路は3本。そのため通勤・通学などの時間帯は交通量が集中し、渋滞の発生が課題となっている。

道路建設課の佐々木課長は「時間帯によっては車の流れがスムーズでなく、特にバス路線でバスが進まない状況もある」という。