石巻市の大川小映画、動員3万人 自主上映、全国で広がる

AI要約

東日本大震災の津波で児童、教職員計84人が犠牲になった宮城県石巻市の大川小の裁判を巡るドキュメンタリー映画の上映会が14日、岩沼市で行われた。

映画は全国で自主上映や劇場公開の動きが広がり、総動員数3万人を突破した。

裁判で遺族側の代理人が語ると、映画は悲しいが力を与えるものであるとしている。

 東日本大震災の津波で児童、教職員計84人が犠牲になった宮城県石巻市の大川小の裁判を巡るドキュメンタリー映画「『生きる』大川小学校津波裁判を闘った人たち」の上映会が14日、同県岩沼市で開かれた。映画は昨年2月に公開後、自主上映や劇場公開の動きが全国で広がり続け、今年7月に総動員数3万人を突破したという。

 裁判で遺族側の代理人を務めた吉岡和弘弁護士は、上映後のトークイベントで「非常に悲しい、苦しい映画だが、背中を押されるような力も感じていただけたのではないか」と語った。

 上映会スタッフで岩沼市在住の木村和裕さん(66)は、「教訓のためにも一人でも多くの方に見てほしい」と話した。