米兵事件「迅速に対応」と反論 林氏、米軍通報なしの見解問われ

AI要約

林芳正官房長官は、在沖縄米兵による性的暴行事件に関連し、米軍からの事前通報がなかったことについて見解を問われ、回答を避けた。

政府内の情報共有に不備があったことが指摘され、外務省が日米間で適切な情報提供ややり取りを行い、迅速な対応を確保していると反論した。

昨年12月の事件で外務省が事件を把握していたにも関わらず、沖縄県に伝えるまで半年以上かかっていたことが判明している。

米兵事件「迅速に対応」と反論 林氏、米軍通報なしの見解問われ

 林芳正官房長官は11日の記者会見で、在沖縄米兵による性的暴行事件を巡り、米軍から沖縄防衛局に通報がなかったことについて見解を問われ、回答を避けた。事件把握後の政府内の情報共有に不備があったことを念頭に「外務省が日本側捜査当局からの情報提供を踏まえ、日米間で適切にやりとりを行い、日本側関係当局による迅速な対応が確保されている」と反論した。

 昨年12月に起きた事件では、外務省は米兵が起訴された3月時点で事件を把握していたが、6月まで沖縄県に伝えていなかったことが明らかになっている。