愛子さまに受け継がれる美智子さまの“究極スタイル”

AI要約

音楽会で上皇ご夫妻の卒寿を祝う秘話や愛子さまの「究極のスタイル」が明らかに

愛子さまと美智子さまの共通点やエレガントなファッションスタイルについて

愛子さまが美智子さまのスタイルを受け継いでいることが明らかに

愛子さまに受け継がれる美智子さまの“究極スタイル”

上皇ご夫妻の卒寿を祝う音楽会が開かれ、両陛下や愛子さまらが参加されました。美智子さまのお出ましが減るなか、愛子さまに受け継がれた、「究極のスタイル」がありました。

ホールに入った瞬間、天皇陛下と雅子さまが、後ろに続いて入る上皇ご夫妻の足元を気遣われます。沸き上がる拍手に、上皇さまは笑顔で応え、階段をゆっくりゆっくり上られます。

10日は、上皇ご夫妻の90歳・卒寿を祝う音楽会です。上皇さまは、去年12月に90歳。美智子さまは、今年の10月に90歳です。

音楽会には、ご夫妻の長女・黒田清子さん夫妻、そして2列目には、愛子さまと佳子さまが並んで座られています。

上皇さま

「一番最初は…?」 

天皇陛下

「チェロ」

最初の演奏は、チェロとピアノ。

音楽好きで知られるご一家。

上皇さまはチェロ、美智子さまはピアノやハープを弾かれる様子が映像に残っています。

音楽会が終わると、上皇さまは奏者に「聴かせていただいてありがとう」、美智子さまも「みなさん、どうもありがとう」と感謝の言葉を述べられました。

退位から、もう5年です。5月には、栃木県日光市を私的に旅行されました。

上皇さまが戦時中に疎開していた御用邸の跡地、「日光田母沢御用邸記念公園」では、こんな場面も―

上皇さま

「(傘を…)なしで行きましょう」

傘はなし。しとしと雨のなか、お2人は手をつないで散策されました。

美智子さま

「きれいね」  

上皇さま

「きれいね、とてもね」

10日はこの時以来、久しぶりのお姿です。美智子さまと愛子さまは真珠でしょうか、ブローチをつけられています。

次の世代に受け継がれているものが他にもありました、 それは…

ファッション評論家 石原裕子さん

「美智子さまといえばケープスタイル。究極の“美智子スタイル”です」

ファッション評論家の石原さんによると、 美智子さま独特のスタイルを受け継いだのは、孫の愛子さまとのこと。

ファッション評論家 石原裕子さん

「『あっ、美智子さま』と思いました。美智子さまにそっくり」

ファッション評論家 石原裕子さん

「美智子さまのシンボリックなスタイルになっています」

美智子さまが若い頃から好まれたケープスタイル。

今年3月、愛子さまは初めてお一人で神武天皇陵を参拝された時、まるで美智子さまのような薄墨色のケープを身に着けられました。美智子さまとそっくりです。

ファッション評論家 石原裕子さん

「それを拝見した時に、美智子さまもどれだけお喜びかと」

1959年、結婚直後に奈良県を訪問された美智子さま。

当時24歳、ふわりと広がるドレスは、海外デザイナーのものでした。それが…

上皇さまが即位した1990年には、ケープスタイルで参拝されています。

ファッション評論家 石原裕子さん

「美智子さまのデザイナーになった植田いつ子さんとエレガントでありながら皆様に納得していただける、日本的なファッションはないかといろいろ考えられたときに、ケープというものが出てきた。ご自分の国のもので、日本のデザイナーで作りたい、そういうお気持ちになられたのも美智子さまなんですよね。それを踏襲して雅子さまも、紀子さまも、日本のデザイナーを愛していますよね」

ただ美しいだけではないといいます。

ファッション評論家 石原裕子さん

「美智子さまはお手振りもなさるし、握手もなさるし、お花も受け取る」「ケープにスリットをいれて、その間から手を出されて、お手を振ったりされる。なんともエレガントで、とても機能的に考えられている」

石原さんによると、海外訪問で服を相手の国の色に合わせたのも、 美智子さまが初めてだということです。

美智子さまのスタイルを受け継がれた愛子さま。

ファッション評論家 石原裕子さん

「もともと愛子さまはケープがお好きなようで、小さい時にふわふわした素材でケープをお召しになったり、愛子さまは特別な風格とか気品があるので見事に着こなしている。これは、美智子さまをいかに愛子さまが尊敬して、美智子さまのお心をつないで行きたいという、ご自身のご覚悟をお持ちになったんだなと思いました」