体調次第でお散歩も… 藤沢・新江ノ島水族館、オットセイの赤ちゃん誕生

AI要約

新江ノ島水族館で初めてミナミアメリカオットセイの赤ちゃんが誕生した。赤ちゃんの成長記録は公開されており、母親のアポロが子育てに励んでいる。

赤ちゃんの体長は56センチ、体重は4・5キロで、母親のみが子育てを行う。授乳期間が終わると魚を食べ始めるという。

赤ちゃんは順調に成長し、母親を呼ぶ鳴き声も大きくなっている。イルカショースタジアムのサブプール前で散歩する姿も見られる。

体調次第でお散歩も… 藤沢・新江ノ島水族館、オットセイの赤ちゃん誕生

 新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市片瀬海岸)で6月、同館初のミナミアメリカオットセイの赤ちゃんが生まれた。同館2階のアザラシプール前で成長記録が公開されている。

 同館によると、赤ちゃんは雄で、誕生時の体長は56センチ、体重は約4・5キロ。昨年6月に父親のムサシと母親のアポロの交尾が確認され、同11月にアポロの妊娠が判明。今年6月16日に生まれた。

 主に南米大陸南部沿岸とフォークランド諸島に分布するミナミアメリカオットセイの子育ては母親のみが行う。授乳期間は半年から1年間で、その後は魚を食べるようになるという。

 生まれた赤ちゃんは大きな鳴き声でアポロを呼ぶなど順調に成長している。体調次第で、イルカショースタジアムのサブプール前で、散歩する姿を見ることができるという。

 同館の担当者は「母親のアポロも初めての子育てに挑戦している。母子の成長を温かく見守ってほしい」と話している。