公道で走れない?「電動スーツケース」で初摘発 免許の他に必要な物も 空港では?

AI要約

大阪市で中国籍の女性が無免許で電動スーツケースに乗り公道を走行し、書類送検される事件が発生。

電動スーツケースの特徴や安全上の問題点について整理。

空港でもターミナル内での走行は控えるよう呼びかけが行われている。

公道で走れない?「電動スーツケース」で初摘発 免許の他に必要な物も 空港では?

電動スーツケースに乗って、公道を走る外国人観光客が問題となっています。

大阪市では、中国籍の30代の女性が、歩道で電動スーツケースに乗り無免許で走行したとして、書類送検されました。

電動スーツケースは、家電量販店やネット通販で購入可能で、

価格は10万円前後、重さは7~10kgほどで、110kgまで乗せられます。

最高速度は時速8~13kmほどです。

草薙アナの実際に乗ってみた感想です。

「操作は簡単ですが、狭い場所や人込みで乗るのは危険だと思いました。また、バランスが不安定なので、カーブや段差は特に危ないと感じました」

6月26日に、大阪府警は、中国籍の30代女性を、無免許で電動スーツケースに乗り、歩道を走行した疑いで書類送検しました。

電動スーツケースの公道走行に対する摘発は、全国で初めてです。

女性は、

「免許が必要とは思っていなかった」と話しているということです。

今回、女性を摘発した理由について、大阪府警は、電動スーツケースを『一般原動機付自転車』、いわゆる『原付』と判断したためで、乗るには原付免許が必要だということです。

しかし、もし女性が免許を所持していても、電動スーツケースには、公道を走るために必要なナンバープレートや、ウインカーなどが無いため、公道を走ることはできません。

では、公道ではなく、空港ではどうなのでしょうか?

羽田空港は、他の客との接触事故防止のため、ターミナル内での走行は控えるよう呼びかけています。

成田空港は、ターミナル内での走行は、原則控えるよう呼び掛けています。 やむを得ず使用する場合は、自己責任で、周囲の安全に配慮して使用としています。

また、日本国内の販売代理店は、販売店や購入者に対し、

『公道で走行できない』旨の説明と注意喚起をしているということです。

(「羽鳥慎一モーニングショー」2024年7月3日放送分より)