女性初の検事総長 畝本直美氏が就任会見「適正な検察権行使努める」

AI要約

女性で初めて検察トップの検事総長に就任した畝本直美氏が、検察の適正な権限行使と国民の信頼を重視する意向を表明しました。

畝本氏は長年の経験を持ち、検事としてのキャリアを積んできました。女性検事の割合も増加していることを示唆しています。

さらに、働きやすい職場環境の構築にも取り組む姿勢を強調しました。

女性初の検事総長 畝本直美氏が就任会見「適正な検察権行使努める」

 女性で初めて検察トップの検事総長に9日付で就任した畝本直美氏(62)が同日に会見し、「昨今、検察に厳しい目が注がれている。検察が国民の信頼という基盤に支えられていることを胸に刻み、適正な検察権の行使に努めたい」と抱負を述べた。

 千葉県出身で1988年に任官。法務省保護局長などを経て、2021年7月に女性初の検事長として広島高検検事長に就き、23年1月から東京高検検事長を務めた。

 畝本氏が司法試験に合格した1985年は在籍する検事のうち女性の割合は2・1%(同年3月末時点)。23年3月末時点で女性割合は27.2%まで上がっている。

 会見では「時代、社会は大きく変化している。誰もが働きやすい職場環境の構築にも取り組んでいきたい」と話した。(植松敬)