「適正な権力行使に努める」 畝本新検事総長が会見

AI要約

畝本直美氏が検事総長に就任し、検察に厳しい目が注がれている中、適正な検察権の行使に努める意向を示す。

畝本氏は女性として初めての検事総長であり、不偏不党のスタンスを重視し、政治との距離感を保つことを強調。

畝本氏は経歴豊富な検事であり、検事ナンバー2の東京高検検事長を経て、検事総長に就任した。

「適正な権力行使に努める」 畝本新検事総長が会見

 検事総長に9日付で就任した畝本直美氏(62)が、東京・霞が関で記者会見を開き、「検察に厳しい目が注がれている。適正な検察権の行使に努めたい」と語った。戦後33代目の総長で女性は初めて。法曹三者(裁判官、検察官、弁護士)では、4月に日弁連会長に女性が就任している。

 政治との距離感については「不偏不党のスタンスを大事にしたい」と強調した。畝本氏は千葉市出身で、中央大卒業後の1988年に任官した。最高検公判部長や広島高検検事長などを経て、2023年1月に検察ナンバー2の東京高検検事長に就任した。