早大入試流出、男性を家裁送致 受験生18歳無職、東京地検

AI要約

東京地検が早稲田大創造理工学部の入試問題流出事件を巡り、無職男性を偽計業務妨害容疑で家裁送致した。

男性はスマートグラスを使用し、入試中に問題用紙を撮影し、流出させた疑いがかけられている。

男性は両学部の試験で不正行為を行い、合格していないことが明らかになった。

 東京地検は9日、早稲田大創造理工学部の一般入試問題流出事件を巡り、偽計業務妨害容疑で警視庁に書類送検された受験生の無職男性(18)=東京都町田市=を家裁送致した。

 私立高3年生だった2月、創造理工学部の試験中に問題用紙を眼鏡型端末「スマートグラス」で撮影し、画像をズボンのポケットに隠したスマホに転送した上、Xで流出させて入試業務を妨害した疑い。

 外部から送られてきた内容を参考に解答したとされ、警視庁に「大学の方や不正に巻き込んでしまった人に申し訳ない」と供述していた。

 男性は商学部試験でもスマートグラスを持ち込んだが、関係者が気付き、警視庁に相談した。男性は両学部に合格していない。