ゲート閉鎖後の通過者3分の1に 規制導入の富士山吉田ルート6合目

AI要約

山梨県側吉田ルートでの富士山登山に新たな規制が導入され、1週間で1万3217人の通行を許可。弾丸登山が抑制され、夜間の混雑が緩和された。

登山者数の上限は4千人で、1日あたりの最多は6日の2324人。予約と通行料支払い済みの登山者は62%。

専用サイトの予約者数は3万2863人で、13日と20日は日帰り登山の予約数上限に達した。閉鎖時間帯の通過者は3分の1に減少。

ゲート閉鎖後の通過者3分の1に 規制導入の富士山吉田ルート6合目

 富士山を山梨県側から登る吉田ルートに今月1日から新たな規制が導入されてからの1週間で、県は1万3217人の通行を許可した。規制以降、弾丸登山が抑制され、山頂付近では夜間の混雑が緩和されたという。

 県が8日発表した。7日までの1週間で登山者数が最も多かったのは6日の2324人だった。1日あたりの上限である4千人を超えた日はなかった。登山者全体の約62%が事前に専用サイトでゲート通過の予約と、通行料2千円の決済をしていた。

 専用サイトによる予約者数は7日午後4時現在で3万2863人。13日と20日(いずれも土曜)は、日帰り登山の予約数の上限である1千人に達したという。

 ゲートは午後4時~午前3時に閉鎖される。6合目で登山者を数えている富士吉田市によると、閉鎖時間帯の通過者は前年と比べて約3分の1に減少した。この時間帯は山小屋の宿泊者に限って通行が許可されており、市担当者は「規制の効果が出ている」と話す。

 静岡側の三つのルートは10日に山開きがある。(池田拓哉)