尾辻秀久参院議長が引退へ 年齢や体力を考慮、厚労相など歴任

AI要約

自民党の尾辻秀久参院議長(83)は2025年改選の次期参院選に立候補せずに引退する意向を固めた。

尾辻氏の事務所によると、年齢や体力を考慮し、議員活動を継続することは難しいと判断した。

尾辻氏は東大を中退後、鹿児島県議を経て89年の参院選で初当選し、厚生労働相や自民党参院議員会長などを歴任してきた。

尾辻秀久参院議長が引退へ 年齢や体力を考慮、厚労相など歴任

 自民党の尾辻秀久参院議長(83)=鹿児島選挙区=は9日、2025年改選の次期参院選に立候補せずに引退する意向を固めた。議員任期が満了する同年7月まで議長職を続ける意向だ。

 尾辻氏の事務所によると、年齢や体力を考慮し、議員活動を継続することは難しいと判断した。党や県連などが後任候補を選定する期間を確保する必要があると考え、この時期に引退を決断したという。

 1940年生まれ。東大を中退後、鹿児島県議を経て89年の参院選で初当選した。厚生労働相、自民党参院議員会長、参院副議長、日本遺族会長などを歴任した。【竹内望】