最高裁長官に今崎氏決定 後任に平木大阪高裁長官

AI要約

政府は9日の閣議で、次期最高裁長官と最高裁判事の人事を発表した。今崎幸彦最高裁判事が戸倉三郎最高裁長官の後任に指名され、平木正洋大阪高裁長官が今崎の後任として指名された。さらに、深山卓也最高裁判事の後任に中村慎東京高裁長官が任命された。

今崎幸彦氏は京大法卒で、最高裁判事補からキャリアを積み、23年6月から最高裁長官を務めてきた。平木正洋氏も東大法卒で、その経歴は東京高裁部総括判事や東京地裁所長を経て、最高裁判事として活躍している。

中村慎氏は京大法卒で、東京高裁長官を務めており、最高裁判事補からキャリアをスタートさせた。各人の出身地は兵庫県や大阪府で、長年の経験と実績を持つ人材が最高裁の要職に就くこととなった。

 政府は9日の閣議で、8月10日に定年退官する戸倉三郎最高裁長官(69)の後任として、今崎幸彦最高裁判事(66)を第21代長官に指名することを正式に決めた。

 後任の最高裁判事には平木正洋大阪高裁長官(63)を充てる。発令はいずれも同11日以降の予定。

 また、9月1日に退官する深山卓也最高裁判事(69)の後任に、中村慎東京高裁長官(62)を任命する。同2日以降に発令される予定。

 今崎 幸彦氏(いまさき・ゆきひこ)京大法卒。83年判事補。東京地裁部総括判事、最高裁事務総長、東京高裁長官を経て、22年6月から現職。兵庫県出身。

 平木 正洋氏(ひらき・まさひろ)東大法卒。87年判事補。東京高裁部総括判事、東京地裁所長を経て23年4月から現職。兵庫県出身。

 中村 慎氏(なかむら・まこと)京大法卒。88年判事補。水戸地裁所長、最高裁事務総長を経て22年6月から現職。大阪府出身。