ほぼ全裸の女性ポスター貼った「ジョーカー議員」ポスター掲示板の不公平から「都知事選の無効」を主張、「貼れない候補者が8名いた」

AI要約

元草加市議の河合悠祐氏が都知事選の無効を主張。掲示板不足やポスター問題を指摘。

選挙ポスターの掲示板の枠不足や問題のあったNHK党の寄付による影響を訴える。

河合氏は選挙期間中の物議を醸した裸女性写真ポスター問題にも言及。警告を受けた経緯も明かす。

ほぼ全裸の女性ポスター貼った「ジョーカー議員」ポスター掲示板の不公平から「都知事選の無効」を主張、「貼れない候補者が8名いた」

 「ジョーカー議員」を名乗り、7日投開票の東京都知事選に立候補して落選した元埼玉県草加市議の河合悠祐氏(43)が8日、自身のSNSで「都知事選の無効」を主張した。

 河合氏は自身のX(旧ツイッター)に「【ご報告】今回の都知事選挙の無効の訴えを提起しました」と投稿。理由として「選挙ポスターの掲示板の枠が48名分しか設置されず、掲示板に貼れない候補者が8名いたため、公平な手続きを踏んだ選挙が行われていたとはいえず、公平に行えば選挙の結果が変わったかもしれない」と記した。

 都知事選では56人が立候補。特に政治団体「NHKから国民を守る党」が関連団体を含めて24人を擁立し、本来であれば候補者のポスターを張る掲示板の枠を、NHK党への寄付という形で実質的に「販売」した結果、都知事選と無関係のポスターが大量に貼られたことが物議を醸した。掲示板は48枠しか用意されず、届け出順が遅かった候補者は東京都選挙管理委員会から配布されたクリアファイルを使って枠外に張り出す羽目になった。

 河合氏は都選管が「事前審査の書類の配布の時点で人数が掲示板の枠を超えていることを把握していたことから、予見可能性があったことは明白」と主張。「掲示板の枠の増設をなんら行わなかったことは重大な過失がある」とし、都知事選が無効だと訴えた。

 なお、河合氏は選挙期間中、ほぼ全裸の女性写真とともに「表現の自由への規制はやめろ」との文言が入ったポスターを掲示板に設置し、非難が殺到。警視庁から都迷惑防止条例違反の疑いで警告を受けた。