放課後にメーク学ぶ 名古屋市〔地域〕

AI要約

愛知県立愛知商業高で放課後にメークを学ぶ講座が行われ、生徒が身だしなみを学ぶ取り組みが始まった。

生徒の半数が卒業後に就職する同校では、社会人としてのマナーを身に付けるために私服登校やメーク解禁を導入している。

講座には男子生徒も参加し、生徒たちのメークに対する意識の変化や歓迎の声が聞かれた。

 愛知県立愛知商業高(名古屋市東区)で5日、放課後に生徒がメークを学ぶ講座が行われた。約半数の生徒が卒業後に就職する同校では、社会人の身だしなみに慣れてもらおうと、2021年から毎週金曜日に私服登校を認めている。今年5月からは私服登校した生徒に限り、新たにメークも解禁した。

 講座は専門学校の講師を招いて行われ、生徒約30人が参加した。男子生徒の姿も複数あり、参加した3年の男子生徒(17)は「母や妹と一緒にメークを楽しめるようになった」と声を弾ませた。

 メーク解禁に取り組んだ生徒会副会長で3年の女子生徒(17)は「社会に出てメークをするのはマナー。高校在学中に身に付けさせてくれないことに、違和感を覚えた」と話し、解禁を歓迎した。