都知事選2位の石丸伸二氏に無党派37%、10~20代4割が投票 後任市長は批判派当選

AI要約

東京都知事選で新人の石丸伸二氏が次点となったこと。インターネットを駆使した選挙戦の結果や支持層の分析。

石丸氏の選挙戦について、ボランティアやSNS活用、過去の政治手法について。

安芸高田市長選の結果と、市議会との対立を繰り返す石丸氏の元市長への後継者について。

都知事選2位の石丸伸二氏に無党派37%、10~20代4割が投票 後任市長は批判派当選

7日投開票された東京都知事選では、元広島県安芸高田市長の新人、石丸伸二氏(41)が165万8363票を集め、3位の前参院議員の蓮舫氏を約37万票上回って次点となった。インターネットを駆使した選挙戦は、無党派層の37%、10~20代の4割が石丸氏に投票する結果となった。

共同通信社の出口調査結果によると、「支持政党なし」とした無党派層の投票先は石丸氏が37%でトップ。とりわけ年代別では、18~29歳の41%が石丸氏に投票した。男女別のうち、男性の投票先は小池氏の32%を上回る33%が石丸氏だった。

石丸氏の選挙戦は、5千人を超えるボランティアが参加。ユーチューブのチャンネル登録者数も約30万人を数え、街頭演説の様子を積極的に投稿して無党派層からの支持を集めた。

安芸高田市生まれの石丸氏は京都大卒業後、銀行勤務を経て、2020年の市長選で初当選。「無印良品」を市内の道の駅に出店する計画や予算をめぐり市議会と対立する一方、議会やメディアを批判する記者会見を市の公式ユーチューブに投稿。市によると、登録者数26万人超は全国の自治体で最多という。

一方で、石丸氏の辞職に伴う安芸高田市長選は7日投開票され、市議会との対立を繰り返した石丸氏の政治手法を批判した元郵便局長、藤本悦志氏(51)が初当選した。投票率は58・07%で、前回選を1・09ポイント上回った。