都知事選、石丸伸二氏「できること全部やった」…今後は「決めていない」が「例えば衆院広島1区」

AI要約

現職都知事に挑む55人の新人候補者は壁に挑むも敗北。候補者たちは敗戦の弁を述べた。

広島県安芸高田市前市長の石丸伸二さんは、選挙戦を支えるボランティアたちと開票を見守ったが敗北。しっかりとした姿勢で敗戦を受け入れた。

石丸さんは今後の政治活動については決めていないが、広島1区の選挙への参加を選択肢として挙げた。

 都知事選には55人の新人候補者が立候補したが、現職の壁を打ち破ることはできなかった。政党の全面支援を受けたり、SNSを駆使したりした候補者たちは、それぞれ敗戦の弁を述べた。

 広島県安芸高田市前市長の石丸伸二さん(41)は東京都新宿区のホールで、選挙戦を支えたボランティア約200人とともに開票を見守った。

 石丸さんはマイクを握ると、「胸を張って、できることは全部やったと言い切れる」とすがすがしい表情で語り、頭を下げた。結果については「都民の総意が表れた。それだけだ。私から何も申し上げることはない」と述べた。

 今後の政治活動を問われると、「まだ決めていない」としつつ、選択肢として「例えば(衆院)広島1区。岸田首相の選挙区」を挙げた。

 石丸さんは市長の任期途中だった今年5月、都知事選への立候補を表明。知名度の向上を目指し、街頭演説で自己紹介や政治姿勢の説明に多くの時間を割いた。こうした活動をSNSで拡散し、無党派層には一定程度浸透したが、支持を広げきれなかった。