圧勝当確の小池百合子氏が苦言「ヤジや大合唱 経験したことがないような選挙戦」過去最多56人立候補&ポスター問題に

AI要約

東京都知事選で現職の小池百合子氏が無所属新人を破り3選を果たし、子育て支援策や地盤の強化を強調した。

小池氏は公約達成や学歴詐称疑惑に逆風もあったが、過去最多の56人の候補者を相手に盤石の戦いを展開し当選した。

選挙戦では脅迫やヤジなど困難もあったが、3期目へ向けて「子育てに負担がかからない東京を目指す」と力強く宣言した。

 任期満了に伴う東京都知事選は7日に開票され、現職の小池百合子氏(71)が無所属新人の前広島県安芸高田市長石丸伸二氏(41)、無所属新人の前参院議員蓮舫氏(56)らを破り当選を確実にした。過去最多の計56人が立候補する中で3選を決めた。

 石丸氏ら強力候補を相手にも盤石の戦いだった。小池氏は「皆さま方の力強いご支持をたまわりまして、3期目の都政のかじ取りをお任せいただきました」と喜びを口にし「ますます重責を痛感する」と語った。

 これまでの公約達成の賛否や、学歴詐称疑惑など逆風もあった。ただ、今回は高校授業料の実質無償化や、など子育て支援策の実績を強調。さらに「東京大改革3・0」として、子育て世代の家賃負担の軽減などを公約に掲げた。

 築き上げた地盤も固く、1999年から2012年まで務めた石原慎太郎氏以来の3選を果たした。「2期8年、都政をお預かりした。コロナ禍の中でも都民の皆さまや医療関係者ご協力もたまわりまして、8年間の実績を評価していただいた」と活動に胸を張った。

 2020年の22人を大幅に上回る56人の候補者だった。「ポスターの掲示、この間には脅迫を受けたり、ヤジや大合唱があったり、今まで経験したことがないような選挙戦でした」と振り返った。3期目へ「子育てに負担がかからない東京を目指している。人材こそ東京の命」と力強く宣言した。