30代会社員女性の携帯に警察装う電話、警察手帳の画像も送られ…570万円だまし取られる

AI要約

高知県警によると、30歳代の女性が特殊詐欺の被害に遭い、570万円をだまし取られた。

被害者は警察官や検察官を装った者に「保釈金を支払えば逮捕されない」と言われ、指定された口座に送金した。

全国的に警察官を名乗る者による事件が増加しており、警察は注意を呼びかけている。

 高知県警は2日、高知市の30歳代会社員女性が群馬県警の警察官や検察官などを装った特殊詐欺の被害に遭い、計570万円をだまし取られたと発表した。

 発表によると、6月3~6日、女性の携帯電話に複数回、連絡があり、SNSで警察手帳の画像も送られてくるなどして、「振り込め詐欺事件であなた名義のキャッシュカードや通帳が押収され、被害が2億7000万円になっている」「被害額の3%を保釈金として支払えば逮捕されない」などと言われ、指定された口座に送金して詐取された。

 県警組織犯罪対策課によると、4月にも同様の被害があった。全国的に都道府県警の警察官を名乗る人物らによる事件が増えており、「警察が手帳や逮捕状を写真で送ることはない」と注意を呼びかけている。