「あなたに逮捕状、保釈金払えば逮捕されない」“群馬県警”名乗る人物とLINE、警察手帳の写真も…30代女性が570万円の詐欺被害、きっかけは“+1”で始まる番号からの電話

AI要約

群馬県警を名乗る人物らから570万円をだまし取られた30代女性の被害が発覚。

詐欺グループは携帯電話の迷惑メールを口実に接触し、個人情報漏洩の脅しで保釈金を要求。

女性が警察に相談し、同様の詐欺被害が多発していることが明らかに。

「あなたに逮捕状、保釈金払えば逮捕されない」“群馬県警”名乗る人物とLINE、警察手帳の写真も…30代女性が570万円の詐欺被害、きっかけは“+1”で始まる番号からの電話

群馬県警を名乗る人物らから「逮捕状が出ている」などと言われた30代の女性が、保釈金名目で、570万円をだまし取られていたことが分かりました。“+1”で始まる番号を使った電話がきっかけでした

高知県警によりますと、6月3日の夕方、女性の携帯電話に、携帯電話のキャリア担当を名乗る男から「あなた名義の携帯電話から大量の迷惑メールが送信されている」と電話がありました。

その後、群馬県警の職員を名乗る男に代わり、「あなたの個人情報が漏れている。個人情報が漏れているなら不正契約になる」などと言われ、その後のやり取りをLINEで行うよう求められました。電話は“+1”で始まる番号だったということです。

LINEでは、「群馬県警察本部」という名前のアカウントから、警察手帳を撮影した写真が送られてきて、「この事件のことは誰にも言ってはいけない」などと言われたということです。

次の日には、群馬県警や検察官を名乗る男から再び電話があり、「詐欺事件に関して逮捕状が出ているが、関係ないのであれば、保釈金を払えば逮捕されない」などと言われ、総額570万円を指定された口座に振り込み、だまし取られたということです。

女性が同じような詐欺被害の記事を見て不審に思い、最寄りの警察署に相談したことから、被害が発覚しました。

県内ではほかにも、警視庁を名乗る人物による詐欺被害も確認していて、県警は、「顔の見えない相手とのお金のやり取りや身に覚えのないものは詐欺」と注意を呼びかけています。