自宅で賄賂100万円受領か 岐阜・池田前町長を収賄容疑で再逮捕
AI要約
岐阜県池田町発注の工事をめぐり、前町長が業者から賄賂として現金100万円を受け取ったとして、収賄容疑で再逮捕された。
前町長は電気工事会社から100万円を受け取り、工事で有利になるように取り計らった疑いがある。
前町長は他の指名業者を漏らし、業者は指名競争入札で1300万円で工事を落札し、岡崎容疑者は顧客に便宜を図った疑いがある。
岐阜県池田町発注の工事をめぐり、業者から賄賂として現金100万円を受け取ったとして、岐阜県警は1日、前町長の岡崎和夫容疑者（76）=官製談合防止法違反などの疑いで逮捕=を収賄容疑で再逮捕し、発表した。
県警捜査2課によると、岡崎容疑者は町長だった2022年2月、町発注の工事で有利になるように取り計らう趣旨で、電気工事会社（大垣市）の代表取締役から現金100万円を受け取った疑いがある。捜査関係者によると、前町長は自宅で100万円を受け取ったという。
この業者は同年7月に執行された「温知（おんち）保育園空調機設置工事」の指名競争入札を1330万円で落札。岡崎容疑者はこの業者に他の指名業者を漏らしたなどとして先月11日に逮捕された。
県警は岡崎容疑者が賄賂を受け取った見返りに、他の工事でも便宜を図った可能性があるとみて、癒着の経緯などを調べる。
岡崎容疑者は町助役などを経て、03年に町長に初当選。6期目途中の今年4月、女性職員らへのセクハラの責任を取って辞職した。（高原敦、奈良美里）
