名古屋城の入城料、外国人料金設定「考えとらん」 河村市長

AI要約

兵庫県姫路市が外国人観光客向けの姫路城入城料値上げを検討中であるが、名古屋市の河村たかし市長は名古屋城ではその考えがないと表明。

姫路城ではオーバーツーリズムへの懸念から外国人観光客料金の引き上げ案が浮上しているが、名古屋城にはまだそのような課題はないとの見解。

名古屋城では外国人訪問者の割合が増加しているが、オーバーツーリズムの影響は受けていないとしている。

名古屋城の入城料、外国人料金設定「考えとらん」 河村市長

 兵庫県姫路市が外国人観光客を対象に姫路城の入城料の値上げを検討していることに対し、名古屋市の河村たかし市長は1日の定例記者会見で、名古屋城では「(外国人料金の設定は)考えとらんです」と述べた。

 姫路城ではオーバーツーリズム(観光公害)などを背景に、外国人観光客の入城料を数倍以上に引き上げる案が検討されている。河村市長はこうした動きを「外国人の皆さんに感じ悪いわね」とした上で「(名古屋城ではオーバーツリズムには)まだなっていない。ようけ(たくさん)の人に来てもらいたい」と呼びかけた。

 市名古屋城総合事務所によると、名古屋城の来城者に占める外国人の割合は2023年度約20%、24年度は6月26日時点で約27%と上昇傾向にあるが、担当者も「オーバーツーリズムという感じではない」としている。【川瀬慎一朗】