都知事選まで1週間 各陣営「ラストサンデー」 ニアミスも

AI要約

東京都知事選挙まで1週間を切りました。現職の小池百合子候補が川の活用を訴える一方、競争相手の蓮舫氏や石丸伸二氏、田母神俊雄氏もそれぞれの政策を訴えている。

ラストサンデーの各陣営の動きとして、蓮舫氏は銀座を巡り、若者への支援を重視する考えを述べ、田母神氏は地元住民と触れ合いながら都民税の減税を訴えている。

それぞれの候補が有権者への訴えを行い、東京都知事選挙の行方が注目されている。

都知事選まで1週間 各陣営「ラストサンデー」 ニアミスも

 東京都知事選挙まで1週間を切りました。

現職 小池百合子候補(71)

「川から皆さまへお訴えでございます」

 小池氏が船に乗って、さっそうと現れました。

小池候補

「川の活用はとても重要でございます。 そのことを皆さま方にお訴えするため、きょうは船に乗っております」

 一方で、人波をぬいながらハイタッチをしていたのは、蓮舫氏(56)です。

前参議院議員 蓮舫候補

「東京都から変えることによって、他の地方自治体も国も動かすことができると考えています。そういう東京にしましょうよ」

 その後、同じ場所には石丸伸二氏(41)も登場しました。

前安芸高田市長 石丸伸二候補

「ここ東京を経済都市として、発展させていきます。どうぞご期待ください」

 庶民の町で思いを訴えたのは、田母神俊雄氏(75)です。

元航空幕僚長 田母神俊雄候補

「都の行政の目的は、都民の皆さんの安全を確保して、豊かな暮らしを実現することです」

 東京都知事選、投開票前、最後の日曜日となった先月30日。「ラストサンデー」の各陣営の動きを追いました。

 銀座の歩行者天国を埋め尽くす多くの人。その中に現れたのは、蓮舫氏です。

蓮舫候補

「こんなに多くの人に集まっていただいた。思いを語りたい。皆さんに思いを伝えたい。皆さんの納めた税金。その税金を有限に使うために、若者に徹底的に支援していきたいと考えております。これが蓮舫の約束です」

 なぜここを選んだのでしょうか?

立憲民主党 手塚仁雄衆議院議員

「広い東京なので、その場面で一番人が多そうな所を選んでいるし。日曜日のこの時間、天気が良ければ銀座の歩行者天国が一番良いだろう。蓮舫さんも好きな場所」

 先月30日、蓮舫氏は銀座を皮切りに新宿など人が多く集まる街を中心に巡りました。

 一方、前日の夜、綿密な会議を経て演説場所を決めたのは、田母神氏の陣営です。光が丘駅前や大山の商店街を歩くなど、住宅地を回ることにしました。その狙いは…。

田母神事務所 スタッフ

「コミュニティーを大事にしようという人たちの所に、田母神さんの声を届けたいと思っている」

 商店街を練り歩く田母神氏の周りには、地元住民が集まって、写真や手を求めています。狙い通り、家族連れに囲まれるなか、政策を訴えました。

田母神候補

「私は最初に、都民税の減税をやりたいと思います。東京都はまだ、よその府や県に比べれば資産も多いんです。財政的にも余裕があるんです。だから、減税を私は積極的にやるべきだと思っています」