天皇陛下の英国晩餐会「席札」アップ、愛子さまのタケノコ堀り…宮内庁“攻め”のインスタの評判

AI要約

宮内庁が、公式インスタグラムを始めて3カ月が経過し、フォロワー数は170万人を超えている。河西秀哉氏は、当初懐疑的だったが、現在は宮内庁の戦略がうまくいっていると評価している。

宮内庁はウェブサイトよりも更新頻度が高いインスタグラムに注力し、投稿が遅くとも行事があった当日か数日以内には写真がアップされている。河西氏は、「意外にうまくいっている」と感じている。

特に話題になったのは、愛子さまがタケノコを掘る写真や御料牧場の写真など、家族の姿を積極的に公開して話題性を保っている点。インスタグラムの投稿戦略が評価されている。

天皇陛下の英国晩餐会「席札」アップ、愛子さまのタケノコ堀り…宮内庁“攻め”のインスタの評判

 宮内庁が、4月に公式インスタグラムを始めてまもなく3カ月。フォロワー数は170万人を超え、英国訪問のご様子も積極的に投稿している。象徴天皇制に詳しい名古屋大学准教授の河西秀哉氏は、当初は「タイムリーな投稿」には懐疑的だったものの、「戦略的にうまくいっている」と評価する。

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 宮内庁は4月1日午前0時に、宮内庁はインスタグラムの公式アカウント(kunaicho_jp)を開設。その日の午後2時にはフォロワー数が16万人を超え、期待の高さがうかがえた。

 そして3カ月たった現在、フォロワーは172万人(6月27日現在)まで増えている。

 宮内庁はウェブサイトも運用しているが、情報の更新頻度が少なかった。それだけに河西さんは「インスタグラムを始めても更新が遅いのでは意味がない」と思っていたという。

 しかし、インスタグラムについては行事があった当日、遅くても数日中には写真がアップされている。

「大丈夫かなと心配していた分、思いの外うまくいっているというのが率直な感想です」

 と河西さんは率直に話す。

 

■タケノコを掘る愛子さまの話題性

 特に最近話題になり、「戦略的に上手い」と河西さんが感じた投稿が、6月13日にアップされた、栃木県の御料牧場についてのものだ。

 5月2日から7日にかけて静養中のご一家の様子で、大きなシャベルに足をかけて笑顔でタケノコを掘る愛子さまや、天皇、皇后両陛下と愛子さまのサイクリング風景などの写真が紹介された。

 「先に報道メディアに出してから、間をあけずにインスタグラムに投稿することで、話題性を保たせる戦略をとっていました。

 そして、御料牧場の写真に関しては『天皇陛下がご撮影になったお写真』とコメントが書かれてあり、美しい夕焼けの景色や馬を優しくなでる雅子さまや愛子さまの写真があり、ご家族というものを積極的に見せて“希少性”を保っています」

 「天皇陛下がご撮影になったお写真」の雅子さまや愛子さまの表情は自然体で柔らかく、優しい。