両陛下が思い出の地オックスフォード訪問へ 友人にサプライズ 晩餐会の“裏側”披露も

AI要約

天皇皇后両陛下は、思い出の地オックスフォードへと向かい、友人との面会も楽しまれました。

ロンドン滞在が暑い日々だった陛下は、温かい歓迎に喜びを感じられました。

ウィンザー城では、エリザベス女王とフィリップ殿下のお墓を訪れ、感謝の気持ちを表されました。

両陛下が思い出の地オックスフォード訪問へ 友人にサプライズ 晩餐会の“裏側”披露も

天皇皇后両陛下はこの後、“思い出の地”オックスフォードへと向かわれます。道中にサプライズで、陛下が友人と面会される場面もありました。

チャールズ国王

「英国におかえりなさい! Welcome back Britain」

天気に恵まれすぎて、暑いほどだったロンドンの日々。陛下は、こう振り返られました。

天皇陛下

「(Q.おかえりなさいと言われたことについては?)ロンドンの建物の荘重なたたずまい、それからまたあのテムズ川、そういったものを眺めながら、何か思い出の地に戻ってきたという印象を強く持ちましたし、そのような中で『おかえりなさい』と言っていただいた、『welcome back』と多くの方から言っていただいたこと、本当にこれはうれしかったですし、その思い出の地に、今回、雅子にとってもこのイギリスは思い出の地ですので、2人で立つことができた。これは本当に大変、幸せなことだというふうに思っています。それから…」

記者

「大丈夫です」

天皇陛下

「あと王室の方について言えば…」

話は尽きないようです。そして…

笑いに包まれた、バッキンガム宮殿での晩餐会。

天皇陛下

「(Q.会場を沸かせていたが、あの荘厳な空気の中での気持ちは?)皆さん笑っていただいたのがうれしかったですね。イギリス…あ、どうぞ…」

「(Q.陛下でも緊張されることが?)非常に温かい雰囲気の中でスピーチをすることができて、比較的リラックスしながらお話することができましたし、皆さんがこちらの方をよく聞いてくださっているということがわかって、これは大変話している私としてもうれしく思いました」

これより先、ロンドン郊外のウィンザー城へも足をのばされた天皇陛下。

皇太子時代の2001年にも訪問されています。 エリザベス女王と夫のフィリップ殿下が城内を案内。

エリザベス女王(2001年)

「それから、これは先ほど話していたカタログ。でも日本語なのよ」 

女王とフィリップ殿下はすでに亡くなり、ここウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂にお墓があります。

生前にもう一度会えなかったことを残念に思われていた陛下。今回、お墓に花を手向けられました。

天皇陛下

「(Q.どんな気持ちでお墓に?)エリザベス女王陛下には、来日されたときにも、私はまだ小さかったですけどもお会いしましたし、それ以降、特に留学している間は、バッキンガム宮殿にお茶に呼んでいただいたり、本当によくしていただいたことに対する心からのお礼の気持ちで、きょうは参拝させていただきました」

陛下は今回、急きょ、予定を変更されこんな人にも会っています。

留学時代のご学友 フィリップ・ウィットモアさん(64)

「(Q.陛下とお会いできましたか?)会えましたよ」

オックスフォード留学中のご学友・ウィットモアさん。

先週は「おそらく会えないだろう」と話していましたが、26日、 日本大使館から連絡があったそうです。

留学時代のご学友 フィリップ・ウィットモアさん(64)

「座ってお茶を飲みました。かなりフォーマルなものになるだろうとは思っていて、実際そうでしたが、天皇陛下を独り占めできて光栄でした」

ビオラの話など、20分ほど思い出話に花を咲かせたそうです。