富士山遺体は東京の53歳男性 滑落か、火口内で発見

AI要約

静岡県警御殿場署は、富士山内で発見された遺体のうち1人が神明の会社員芝田渉さんであることを発表した。

芝田さんは登山中に滑落し、外傷を負った状態で発見された。

芝田さんは家族に連絡が途絶え、捜索が行われた結果、3遺体が発見された。

 静岡県警御殿場署は27日、富士山の同県側火口内で見つかった3遺体のうち1人の身元について、東京都日野市神明の会社員芝田渉さん(53)だったと発表した。芝田さんは衣服を身につけた状態で、体には滑落したとみられる外傷があったという。署が死亡の経緯を調べる。

 県警によると、芝田さんは21日夜、1人で富士山に登山に出かけた。22日に山頂付近で家族に写真を送った後、音信不通になったという。家族が23日午前6時ごろ110番し、同署山岳遭難救助隊が同日から捜索していた。

 3遺体は24日に発見された。署は残り2人の身元の確認を進める。