富士山で3遺体発見 登山客か、静岡側火口内

AI要約

富士山で成人の登山客とみられる3人の遺体が相次いで見つかった。3人は別々の時期に入山した可能性があり、身元や死因を確認するため、調査が進められている。

3人はそれぞれ異なる場所で倒れており、1人は行方不明となっていた50代の男性会社員であることが判明した。家族の110番で捜索が行われていた中、登山者が発信器の信号を受信して3人の遺体を発見した。

富士山での遭難事故を受け、県警は安全対策の強化を図る一方、登山客にも正確な情報提供や慎重な行動を呼びかけるなど、安全意識の向上が求められている。

 静岡県警は26日、富士山の同県側の火口内で成人の登山客とみられる3人の遺体が相次いで見つかったと明らかにした。3人は別々の時期に入山した可能性があり、身元や死因を確認する。3人はそれぞれ離れた場所で倒れていたという。

 県警によると、東京都日野市の50代の男性会社員が21日夜、富士山に登山に出かけた後、行方不明になり、家族が23日午前6時ごろ110番。御殿場署山岳遭難救助隊が同日から捜索していた。登山者が遭難に備えて携帯する発信器の信号を受信して捜索中、3人を発見した。