天皇陛下、チャールズ英国王とともに馬車でバッキンガム宮殿へとパレード…訪英公式行事始まる

AI要約

天皇、皇后両陛下は英国訪問中、ロンドンで歓迎式典に出席。

バッキンガム宮殿近くでチャールズ国王夫妻と握手し、礼砲と閲兵を受ける。

パレードで市民に手を振りながら宮殿に向かい、晩餐会に出席。

 【ロンドン=水野祥】英国訪問中の天皇、皇后両陛下は25日昼(日本時間同日夜)、ロンドン中心部で開かれた歓迎式典に出席された。国賓として臨む最初の行事で、公式日程は27日まで続く。皇后さまは英国到着後、初めて行事に臨まれた。

 両陛下は25日正午過ぎ、車でバッキンガム宮殿近くの「ホース・ガーズ」(近衛騎兵の本部)に到着。出迎えたチャールズ国王夫妻とにこやかに握手を交わされた。砲兵隊による41発の礼砲と君が代の演奏に続き、天皇陛下は国王とともに、儀仗(ぎじょう)隊を閲兵された。

 その後、参列者らの前に、7台の馬車が並び、陛下は国王と一緒に先頭の馬車に、皇后さまはカミラ王妃と2台目の馬車にそれぞれ乗り込み、宮殿へと続く「ザ・マル」と呼ばれる通りをパレードされた。日英の国旗で彩られた沿道には大勢の市民らが集まり、両陛下は笑顔で手を振られた。

 両陛下が式典に向かわれる際には、ウィリアム皇太子がロンドン市内の宿舎に出迎えに訪れ、車で会場まで案内した。両陛下は25日夜、国王夫妻主催の宮中晩餐(ばんさん)会に出席される。