首相、麻生副総裁と会食 2週連続 「岸田降ろし」の動き強まる中で

AI要約

岸田文雄首相と麻生太郎副総裁が2週連続で会食を行い、今秋の総裁選に向けた意見交換をした可能性がある。

麻生氏からの支援が欠かせない首相は、後見人である麻生氏との関係を維持し、党内の「岸田降ろし」の動きに対抗している。

首相は活発な動きを見せており、党内の様々な勢力との関係構築に注力している。

 岸田文雄首相は25日夜、東京都内の鉄板焼き店で自民党の麻生太郎副総裁と会食した。2人の会食は18日に続き、2週連続。非主流派の筆頭格である菅義偉前首相が事実上の退陣要求をするなど、党内の「岸田降ろし」の動きが強まる中、今秋の総裁選に向けた意見交換をしたとみられる。

 首相は25日の日中も、麻生氏と茂木敏充幹事長と党本部で面会した。総裁選での再選をめざす首相にとって、後見人である麻生氏からの支援は欠かせない。麻生派議員からも首相退陣を求める声が出ているため、関係維持を図り、麻生氏をつなぎとめておく狙いもありそうだ。