鹿児島県知事選挙20日告示、3氏出馬予定…九州電力川内原発の運転延長容認した現職への評価争点

AI要約

鹿児島県知事選が20日、告示される。現職の塩田康一氏、元自民党県議の米丸麻希子氏、市民団体共同代表の樋之口里花氏が立候補。争点は九州電力川内原子力発電所の運転延長容認などの塩田県政の評価。

2020年前回選では、塩田氏が乱戦を制し再選。今回は自民、国民民主、連合鹿児島から推薦を受ける。米丸氏は草の根選挙、樋之口氏は現職批判票の取り込みを狙う。

塩田氏が再選を目指し、九州電力川内原子力発電所の運転延長容認を巡り対立する米丸氏や樋之口氏との選挙戦が注目されている。

 鹿児島県知事選が20日、告示される。再選を目指す現職の塩田康一氏(58)と、いずれも新人で元自民党県議の米丸麻希子氏(49)、市民団体共同代表の樋之口里花氏(52)が、それぞれ無所属での立候補を表明している。投開票は7月7日。

 選挙戦では、九州電力川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)の運転延長を容認するなどした、塩田県政の1期4年の評価が主な争点となりそうだ。

 2020年の前回選では、自民、公明両党の推薦を受けた当時の現職や元知事ら7人が立候補。自民支持者の一部から支援を受けた塩田氏が乱戦を制した。

 塩田氏は今回、自民、国民民主両党のほか、連合鹿児島からの推薦を受ける。3月に県議を辞職した米丸氏は草の根選挙を展開し、浸透を図る方針だ。樋之口氏は川内原発の運転延長反対などを訴え、現職批判票の取り込みを狙う。