レンホウ!レンホウ!ダンスにドン引き…「2位じゃダメなんですか」が、まさかの3位。でも「次の選挙は2位でも大丈夫」手応え十分意気揚々

AI要約

東京都知事選で現職の小池百合子氏が圧勝し、最有力と目された蓮舫氏は3位に終わった。蓮舫氏は出馬前に小池氏に10ポイント差をつけられていたが、勇気を持って挑んだ。

蓮舫氏は投票日までの2ヶ月で支持率を落とし、逆に小池氏は微増した。結果、小池氏は圧勝し、ダブルスコアの結果となった。

蓮舫氏は敗戦を受け入れ、自身の力不足を認めた。子どもや若者の支援を訴えていたが、結果として届かなかったことを申し訳なく思っている。

レンホウ!レンホウ!ダンスにドン引き…「2位じゃダメなんですか」が、まさかの3位。でも「次の選挙は2位でも大丈夫」手応え十分意気揚々

 東京だけでなく、日本中がその結果に固唾をのんだ東京都知事選。結果は現職・小池百合子の圧勝だった。一方でその最有力ライバルと目された蓮舫氏は2位どころか3位に終わり、野党に衝撃が走った。元経済編集長で作家の小倉健一氏がその理由を語るーー。

 7月7日に投開票された東京都知事選挙は、小池百合子氏が291万8015票(得票率42.8%)を獲得して、3回目の当選を決めた。2位には元広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が165万8363票(24.3%)を獲得、3位は下馬評では2位に入るはずだった元参議院議員の蓮舫氏が128万3262票(18.8%)を獲得した。

 今回、蓮舫氏の都知事選出馬決断の舞台裏を取材した政治ジャーナリスト青山和弘氏による記事(デイリー新潮、6月1日)を引用してみよう。

<蓮舫が前に踏み出すには、補選3勝の勢いだけでなく、自分が小池と勝負ができるという根拠が必要だった。岸田政権の支持率がいくら低くても、都知事選挙はあくまで別物だ。手塚は知事選で小池と蓮舫が激突したケースを想定した情勢調査を掛けた。/調査の結果は、小池知事40に対して蓮舫議員30というものだった。蓮舫は小池に10ポイントの差をつけられている。しかし蓮舫の捉え方は違った。/「出馬表明もしていない私が、現職知事に10ポイント差にまで迫っている。予想よりいい」/この結果は蓮舫を勇気づけた>

 この引用にでてくる手塚氏とは、立憲民主党の衆議院議員で、東京ブロック常任幹事。つまり立憲民主党の東京都連の幹部だ。蓮舫氏とも近いが、共産党とも近いことで知られていて、手塚氏が関わる選挙では共産党が積極的に協力をするというパイプを持っている。

 長くなったが、このやりとりが行われたのが5月の前半だったようなので、蓮舫氏は決断から投票日までの2ヶ月の間で、ズルズルと3割以上の支持を落とし、逆に小池氏は支持を微増させて、結果、ダブルスコアになってしまったということになる。

 蓮舫氏は、20時の投票所が閉まったと同時にアナウンスされた「落選」報道の直後、自らの事務所に集まった支持者とメディアを前にして、

「キツい敗戦だと思います」

「私の力不足に尽きると思う。子どもの支援だったり、若者の支援だったり、それが結果としてシニアの支援につながる循環型の東京を作りたいという思いは私のなかでは全力で訴えたつもりでしたので、結果として届かなかったのは私の力不足で申し訳ない」

と述べた。