千葉・柏の県道で橋の銘板盗まれる 県内の被害総額115万円

AI要約

千葉県柏市で歩行者・自転車専用橋の銘板4枚が盗まれた事件が発表された。

今回の被害だけでなく、他の地域でも橋の銘板が盗まれる事件が相次いでいる。

金属盗に対する対策として、県は特定金属取扱業の許可制度導入を検討している。

千葉・柏の県道で橋の銘板盗まれる 県内の被害総額115万円

 千葉県は14日、柏市布瀬の「我孫子流山自転車道線」歩行者・自転車専用橋の銘板4枚が盗まれたと発表した。

 被害に遭ったのは、「浅間自転車道橋」と書かれた青銅製の銘板で、1枚あたり縦15センチ、横40センチ、厚さ1・5センチ。被害額は計17万7600円。欄干にボルトで固定されていたが、12日に柏土木事務所の職員がパトロールした際、盗難に気付いた。最後に確認されたのは2023年5月だったといい、柏署で捜査している。

 県によると、今年度に入り橋の銘板の被害が相次いでいる。4月には印西市で15枚、八千代市で7枚が盗まれ、今回を含む被害総額は115万4400円。ボルトを強化する作業や見回りの際に被害が判明している。

 また、12日には茂原市で市道側溝の鉄板74枚が盗まれるなど金属盗が後を絶たないことから、県は開会中の県議会定例会に、盗難金属が持ち込まれる可能性のある特定金属取扱業を許可制にし、売買相手の身元確認を義務づける条例案を提出している。【柴田智弘】