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水素で動くアシスト自転車 トヨタ紡織、30年までの普及へ
トヨタ紡織が水素を燃料にするアシスト自転車を開発し、2030年までの普及を目指す。
燃料電池とリチウムイオン電池を使用し、充電方法や走行距離などについて説明されている。
水素タンクの大きさや走行可能距離など、具体的な仕様も示されている。
トヨタ自動車グループのトヨタ紡織は14日、二酸化炭素(CO2)を排出しない水素を燃料にするアシスト自転車の説明会を開いた。搭載した小型の燃料電池の開発に、トヨタの燃料電池車「MIRAI(ミライ)」向けに製造している部品の技術を応用した。実証実験を行い、商品化を経て2030年までの普及を目指す。
燃料電池とリチウムイオン電池の2種類の電池を使用。下り坂で燃料電池からリチウムイオン電池に充電し、その電気によって上り坂やこぎ出し時のペダルの踏み込みを補助する仕組みだ。
水素タンクは600ミリリットルのペットボトルと同じくらいの大きさ。フル充填で30~50キロ走れるという。