熊野那智大社で紫陽花祭、和歌山 梅雨時の無病息災を祈願

AI要約

和歌山県那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社でアジサイの花を神前に供えて梅雨時の無病息災を祈願する「紫陽花祭」が開催された。

巫女が神前で神楽を奉納し、境内の「紫陽花園」では様々な種類のアジサイの花が楽しめる。一般公開は30日まで。

約2千本のアジサイが植えられており、シカの食害対策も取られている。

 和歌山県那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社で14日、アジサイの花を神前に供えて、梅雨時の無病息災を祈願する「紫陽花祭」が開かれた。

 自然の恵みに感謝する毎年恒例の神事で、アジサイの花を冠に飾り、小枝を手にした巫女が、神前で優雅な神楽を奉納。今年も境内の「紫陽花園」ではガクアジサイやヤマアジサイ、タマアジサイなどの花が楽しめる。30日まで一般公開する。

 栽培を始めたのは1960年ごろからで、現在は、境内などに約2千本が植えられている。近年はシカの食害で本数が減り、園の周りに柵を設置するなどの対策を取っているという。