シルバーカー持ち上げた際に転倒か エスカレーター事故で死亡の女性

AI要約

東京都西東京市のスーパーマーケットで80代女性がエスカレーターに首を挟まれて死亡した事故の原因は、シルバーカーを持ち上げようとした際に転倒したことだった。

女性はエスカレーターで転倒し、シルバーカーの中に首を挟まれた状態で窒息死した。

都内ではエスカレーターに挟まれる事故が起きており、特に0~9歳の子供が多く被害に遭っている。

シルバーカー持ち上げた際に転倒か エスカレーター事故で死亡の女性

 東京都西東京市のスーパーマーケット「オーケー東伏見店」で12日、80代女性がエスカレーターに首を挟まれて死亡した事故で、女性は歩行を補助する「シルバーカー」を持ち上げようとした際にバランスを崩し、転倒していたことがわかった。警視庁が防犯カメラの映像を分析した。

 田無署によると、女性は1階から下りエスカレーターに乗り、1段下にシルバーカーを置いていた。地下1階で降りる間際にシルバーカーを持ち上げようとして転倒。手すりと床の間に首がはさまった状態で、仰向けで倒れていた。

 解剖の結果、女性の死因は血液を吸ったことによる窒息だった。

 東京消防庁によると、稲城市と島嶼(とうしょ)部を除く都内では、エスカレーターに挟まれる事故が2023年までの5年間に40件発生。負傷した40人を年代別にみると、0~9歳が15人で最多だった。(吉村駿)