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2年以上火葬せず職員減給 名古屋市、身寄りない遺体
名古屋市の職員が身寄りのない2人の遺体を2年以上放置し、火葬されないままにしたことが明らかになった。
職員は指示がなかったにもかかわらず、業者の問い合わせに虚偽の説明をして事務処理を怠り続けていた。
前にも同様の問題で処分を受けていた職員に、今回は再び厳しい懲戒処分が下された。
名古屋市は12日、身寄りのない2人の遺体に関する事務処理を怠り、葬儀業者の保冷庫に2年以上放置し火葬されないままにしたとして、担当していた40代の男性職員を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。
市によると、職員は2021年4~5月、90代女性と50代男性の遺体を保管するよう業者に依頼。その後指示がなかったため業者は何回も問い合わせたが、職員は事務作業を進めていないのに「時間がかかる」などと虚偽の説明をした。昨年12月、業者の電話を上司が受け、発覚した。
この職員は、別の複数の遺体が放置されていた問題で22年に戒告処分を受けていた。