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桂ざこばさん死去の「ぜんそく」とは? 発作繰り返せば気管支狭まる、発作いかに抑えるかカギ
桂ざこばさんがぜんそくのために亡くなったことが米朝事務所から発表された。
ぜんそくの症状や治療法について説明され、ざこばさんが発作に見舞われた状況が報じられた。
関係者によると、ぜんそくの悪化が呼吸停止などの重篤な状況を招く可能性もあるという。
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上方落語の重鎮、桂ざこばさん(本名関口弘=せきぐち・ひろむ)が12日午前3時14分、ぜんそくのため、大阪府内の自宅で亡くなった。76歳。所属の米朝事務所が同日、発表した。同事務所によると、ざこばさんは前日夜も普段通りに夕食をとっていたが、その後にぜんそくの発作に見舞われたという。
▼ぜんそく(気管支喘息) 空気の通り道である気管支(気道)が慢性的に炎症を繰り返し、気管支が狭くなる。呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーといった音が聞こえ、呼吸困難などの発作が起こる。
幼児期と、40~60歳代が発症のピークとされるが、年齢にかかわらず悩まされる人も多い。小児ぜんそくの場合は、肉体が大人へと変わる過程で治癒するケースもあるが、大人になってから患う成人ぜんそくは40~60歳代が好発年齢になっている。
症状には、軽症なものから、生命に関わる重篤なケースまで多様。発作の頻度が多く、夜間、睡眠中にも発作が頻発する場合もある。
治療としては、気管支の慢性的な炎症を抑えることが重要で、いかに発作が起きない期間を保つかが、極めて重要。投薬は、吸入や飲み薬などがある。発作を繰り返すと、気管支の粘膜が厚く、気道はじょじょに狭まっていく。
ざこばさんの場合、関係者も、医師から「発作の状況次第では気管(支)が狭まり、呼吸が止まるケースもある」と説明されたという。