無免許で「スケーラー」使ってイヌの歯石除去容疑、ドッグカフェ経営者書類送検

AI要約

京都府警が獣医師法違反の疑いでドッグカフェ経営の女性を書類送検した。女性は獣医師の免許を持たずにペットの歯石除去を行っていたという。

情報提供者からの情報を受けて府警が捜査を進め、今年1月に農林水産省がスケーラーを使用した歯石除去は違法との見解を示していた。

女性は「月平均で約50頭の歯石除去を行っていた」と容疑を認めている。独自で診療行為を行ったことが問題視されている。

無免許で「スケーラー」使ってイヌの歯石除去容疑、ドッグカフェ経営者書類送検

獣医師の免許を持たずに「スケーラー」と呼ばれる金属製器具を使用し、ペットのイヌの歯石除去を行ったなどとして京都府警は11日、獣医師法違反の疑いで、京都市南区のドッグカフェ経営の女(51)を書類送検した。スケーラーを用いたペットの歯石除去は診療行為に該当するといい、女は容疑を認めているという。

書類送検容疑は2月16日、獣医師の免許を持たずに、ドッグカフェで利用客の飼い犬に対してスケーラーを使って歯石を除去したなどとしている。

府警によると、女は「(歯石除去をしたのは)月平均で約50頭」などと説明しているという。

昨年夏ごろ、女が交流サイト(SNS)に投稿した歯石除去の動画を見た人物から「違法ではないか」と府警に情報提供があった。今年1月には農林水産省がホームページで「スケーラーを用いる歯石除去は獣医師の獣医学的判断および技術をもって行う診療行為」との文書を掲載し、医師以外の行為は違法との見解を示していた。しかし、その後も女はスケーラーを用いた歯石除去を続けていたといい、府警が捜査を進めていた。