焼岳、レベル引き上げも 山頂付近、火山性地震多く

AI要約

気象庁が明らかにしたところによると、長野、岐阜両県にまたがる焼岳で山頂付近を震源とする火山性地震の回数が増加しており、噴火警戒レベルの引き上げ可能性が指摘されている。

地震回数は過去10日間で80回に上り、山頂付近で膨張が観測されるなど噴火の可能性が高まっていることに注意が必要だ。

突発的なガスの噴出に備え、気象庁は引き続き焼岳の状況を注視している。

 気象庁は7日、長野、岐阜両県にまたがる焼岳で、山頂付近を震源とする火山性地震の回数が多い状態が続いていると明らかにした。今後、さらに増えた場合は、噴火警戒レベルを活火山であることに留意の1から引き上げる可能性があるとしている。

 気象庁によると、地震回数は5月29日から6月7日午後10時まで10日間で80回に上った。長期的な地殻変動の観測では、山頂付近で緩やかな膨張がみられる。突発的なガスの噴出が起きる恐れがあり、注意が必要だ。