自衛隊F-35A戦闘機の緊急着陸「コンピューターシステムの一部に不具合」 空自トップが明らかに

AI要約

航空自衛隊の戦闘機が青森空港への緊急着陸を余儀なくされた際、内倉航空幕僚長は搭載しているコンピューターシステムの不具合を明らかにしました。

過去にも同様のトラブルが発生しており、今回の件は機体固有の問題とされています。

空自は着陸時の迷惑と心配について謝罪し、今後も手順書やチェックリストに従い、安全を確保していく姿勢を示しました。

自衛隊F-35A戦闘機の緊急着陸「コンピューターシステムの一部に不具合」 空自トップが明らかに

航空自衛隊の戦闘機の青森空港への緊急着陸について、内倉航空幕僚長は6日、「搭載しているコンピューターシステムの一部に不具合が発生した」と明らかにした。

青森空港では3日、空自のF-35A戦闘機2機が相次いで緊急着陸していて、両機が所属する三沢基地は、1機目の緊急着陸を「機体トラブルのため」、2機目については「当該機の安全確保のため」と発表していた。

6日の記者会見で、空自トップの内倉空幕長は、「搭載しているコンピューターシステムの一部に不具合が発生した」と説明したうえで、「現時点では機体固有の問題だと考えている」との認識を示した。

空自では5月にも、訓練飛行中に操縦席のスライド式の窓が突然開くトラブルが起きた輸送機が新潟空港に緊急着陸している。

内倉空幕長は「着陸を計画していなかった新潟空港、青森空港に急きょ着陸したことによって、空港関係者や周辺の皆様に、迷惑と心配をかけたことを申し訳なく思う」と陳謝した。

そして、「安全に王道はないので、実直に愚直に手順書やチェックリストに従いながら、点検整備をしっかり行って任務と訓練にあたっていきたい」と強調した。